やさしい予防医学アーユルヴェーダでセルフケア
数年前に受講したアーユルヴェーダ初級認定講座にてお世話になりました、アーユルヴェーダ医師浅貝先生のページをシェアさせていただきます。
インドにはAYUSH省というものがあります。
日本で言う文部省や厚生労働省などと同じ。
それほど国民にとってアーユルヴェーダはなくてはならないものです。
国民を守るために全土封鎖を英断するだけでなく、コロナ予防策として具体的にどうすれば良いか注意喚起してもらえるなんて素晴らしいなと思います。
日本でもスーパーのスパイスコーナーで手に入るものが多いです。
(できればオーガニックのものを選んでください)
副作用のない心身にやさしい予防医学。
ぜひご参考になさってください。
トゥルシー(ホーリーバジル)のお茶。
右はインド製、左は日本製。
トゥルシーはスパイスとは違って少し手に入りにくいかも。
アーユルヴェーダでは女性にとても大切な薬草だと言い伝えられています。
鉢植えにして育てて、朝起きた時1番に目に入る場所に置いておくと幸せになれるそう🌈✨
インドでは、現代医学の病院とアーユルヴェーダ病院とがあります。
医学生も現代医学の学科とアーユルヴェーダ学科と分かれていて学ぶ内容も異なります。
現代医学の病院では日本と同じ治療を施します。
一方アーユルヴェーダ病院では、体質改善=根本治療を目指します。
その分長期入院になります。
根本治療には心の改善も入りますから。
病院食はそれぞれの体質に合わせたメニュー。
日本ではアーユルヴェーダと言えば、額にオイルを垂らす「シロダーラ」のイメージがあります。
私も学ぶ前はエステの技法だと勘違いしていました。
自分には必要ない分野だと思っていました。
トリートメントマッサージも数あるアーユルヴェーダの治療法のうちのひとつ。
アーユルヴェーダの発祥地南インドのケララ州は南国の楽園とも言われています。
リゾート地のような場所で日常生活から離れて、ゆったりとした時間を過ごし、心身共に癒やし整えます。
治療入院というより、スパリゾートに近いのかも。
もちろん運動療法としてヨガや呼吸法も1日のスケジュールに入りますよ。
病気になったとしても全く異なる治療法を選択できるって羨ましいですね✨
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ここ数日、著名なアーユルヴェーダ医達とモディ総理が会議を重ねてコロナ対策を協議されています。
インド政府のホームページにその一部があがりました。
以下の文章は昨日の記事の翻訳です 細かい分量などはあまり記載されていませんが、できる範囲でご活用くだされば幸いです
使用して不快な症状が出た場合は使用をお控えください
もちろん日本政府の進めている、集団、密室等に行かない等の基本事項は守った上でですが
インド政府発表
AYUSH省より
COVID19の危機の時期にアーユルヴェーダの免疫力を高めるセルフケアの方法
2020年3/31の午後2:31にPIB Delhiによって投稿
コロナウイルスの発生をきっかけに世界中の人類が苦しんでいます。
身体の自然防御(免疫)システムは、最適な健康的を維持するのに重要な役割を果たしています。言うまでもなく予防することは治療することよりも望ましいのです。
今のところコロナウイルスに対する特効薬はありませんので、現時点では私たちの免疫力を高めるという予防的な方法を取るのが良いでしょう。
生命の科学であるアーユルヴェーダは、健康で幸せな生活を維持することに関し、自然の恩恵を伝播しています。予防的ケアに基づくアーユルヴェーダの広範囲に渡る知識は、健康な生活を維持するための日々の養生法(ディナチャリア)と、季節の養生法(リトゥチャリア)から派生しています。それは植物に基づいた科学です。アーユルヴェーダの古典では、自己に対する意識(アウェアネス)と免疫力を高め維持することで達成できる調和の単純明快さが強調されています。
アーユス省は以下の予防策そして特に呼吸器の免疫力を高めるセルフケアのガイドラインを推奨しています。これらのガイドラインは、アーユルヴェーダの文献や科学的な文献に裏付けられています。
**一般的な対策**
・一日を通してお白湯を飲みます
・ヨガアーサナ、プラナヤマ呼吸法、瞑想をAYUS省(#YOGAatHome #StayHome #StaySafe)のアドバイスに従って、少なくとも毎日30分間練習してください
・Haldi(ターメリック)、Jeera(クミン)、Dhaniya(コリアンダー)、Lahsun(ガーリック)などのスパイスは料理におすすめです
**アーユルヴェーダの免疫促進策**
・Chyavanprash(チャヴァナプラーシュ)10gm(ティースプーン一杯)を朝に服用します。 糖尿病患者は無糖のチャヴァナプラーシュを服用してください
・Tulsi(バジル※1)、Dalchini(シナモン※2)、Kalimirch(黒コショウ)、Shunthi(乾燥生姜)、Munakka(レーズン)から作られたハーブティー又は煎じ薬(Kadha)を1日1〜2回飲みます 必要に応じて、jaggery(天然砂糖※3)及び/又は新鮮なレモンジュースを好みに合わせて加えます
・Golden Milk - ティースプーン半分のHaldi(ターメリック)粉末が入ったホットミルク150 ml を1日1回又は2回飲みます
**簡単なアーユルヴェーダの実践法**
**1,経鼻法(プルティマルシャ・ナスヤ)**
鼻腔内(鼻の中)にごま油※4やココナッツオイルやギーを朝、夕に塗ります
**2,カヴァラ(オイルプリング・セラピー)**
ゴマ油やココナッツオイルをテーブルスプーン1杯口に含み(飲みこまないように)、2.3分左右に動かします。その後吐き出して、ぬるま湯で口をすすぎます。
1日に1~2回行うのが良いでしょう。
**乾いた咳やのどの痛みがあるとき**
1,新鮮なプディナ(ミント)の葉やアジョワン(キャラウェイシード※5)を水の中にいれてボイルして、その蒸気を日に一度吸引します
2,咳やのどのイガイガがある際は、クローブの粉末に天然の砂糖や蜂蜜を混ぜて1日に2~3回とります。
3,これらの方法は通常乾いた咳や喉の痛みに有効ですが、続けてみても症状が続く場合は医師に相談することをお勧めします。
上記の対策は個人の都合に応じて可能な限り実行されると良いでしょう。
これらの対策は下記のインド全土の著名なアーユルヴェーダ医師らによって、個人の感染に対する免疫力を上げる可能性があり得るものとして推奨されています。: パドマ・シュリー勲章受賞P R Krishnakumar医師, コインバートル(タミルナード州), パドマー・ブシャン賞受賞 Devendra Triguna医師, デリー, P M Varier医師, コタッカル(ケララ州), Jayant Devpujari医師, ナーグプル(マハーラーシュトラ州), Vinay Velankar医師, ターネー(マハーラーシュトラ州), B S Prasad医師, ベラガウム(カルナータカ州), パドマ・シュリー勲章受賞 Gurdeep Singh医師, ジャームナガル(グジャラート州), Acharya Balkrishnaji, ハリドワール(ウッタラーカンド州), M S Baghel医師, ジャイプール(ラジャスタン州), R B Dwivedi医師, ハルドイ(ウッタルプラデーシュ州), K N Dwivedi医師, バラナシ(ウッタル プラデーシュ州), Rakesh Sharma医師, チャンディーガル, Abichal Chattopadhyay医師, コルカタ(西ベンガル州), Tanuja Nesari医師, デリー, Sanjeev Sharma医師, ジャイプール(ラジャスタン州), Anup Thakar医師, ジャームナガル(グジャラート州)
免責条項: 上記の助言はコロナウイルスの治療法となると断言するものではありません。
※1 通常はホーリーバジルとされる
※2 セイロンシナモン
※3 黒糖で代用
※4 オイルを塗布してかゆみや赤みが出る人は使用をお控えください ごま油は、茶色のごま油ではなく、透明に近い太白ごま油
※5 アジョワンとキャラウェイは同じスパイスではない( )内の翻訳の間違いか?
https://pib.gov.in/PressReleseDetailm.aspx?PRID=1609524&fbclid=IwAR390TtMVAQy_jiZfJct9LPpija08-vwlAlBp3VhK-EAQyG2PHEQNmUTulc#.XoMRpxYmY4c.facebook(https://pib.gov.in/PressReleseDetailm.aspx?PRID=1609524&fbclid=IwAR390TtMVAQy_jiZfJct9LPpija08-vwlAlBp3VhK-EAQyG2PHEQNmUTulc#.XoMRpxYmY4c.facebook)